縄文人になろう!クッキーもワインも既にあった!私たちの未来はここにある。

ピークオイルや気候変動が、さらに人類の暮らしを脅かすもになるのは時間の問題です。

そんな中、パーマカルチャーやトラディションタウン、半農半X等、
持続可能な暮らしを模索する動きが活発化しています。

その流れで自身もこれからの暮らし方、生き方を模索している中、
「歴史に学ぶ」というキーワードに出会いました。

そっか、過去の歴史に学べばいいんだと、素直に図書館の歴史コーナーへ行ってみた。

日本のルーツを探ろうと、日本史の原始コーナーへ。
そこで出会ったのが「縄文人になる!」という1冊。

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もうタイトルにやられてしまい、そこから縄文の世界へ。

巻頭には脱サラした人が縄文人になって暮らしているという、カラー写真が。
なんじゃこの人は?巻頭からパンチが効いてるやないか。

その方は、自身で家を建て、土器を作り、古代米を育て縄文ライフを満喫している方でした。
いやぁ、現代でこんな暮らしができるなんて!と驚きを隠せません。

自給的に生きているホームレスと近い生活なのかなと思いますが、縄文流は現代の余剰物であるゴミを拾って暮らすというスタイルではありません。

徹底的に自然をうまく利用して、暮らしを豊かにしているんです。
自然が豊でない都市部では難しい方法かもしれませんが、自然からの恵みだけで人は十分豊かに暮らせるということを身を以て証明してくれています。

この本には縄文人が暮らしで使っていた知恵、スキルを余す所なく紹介されています。実践写真付きで。
機械も石油も無かった1万年前に人は十分豊かに暮らせたんです。

そんな知恵のいくつかをさくっと紹介したいと思います。
 

木の摩擦で火を起こしていた。ーキリモミ式発火法
慣れると10秒程度で火が起こるらしい。
マッチやライターが無くてもそんなに不便ではなかった。
というか火は常に焚いていたので、火起こしは稀にしか行われなかった。
たき火、たいまつー燃えやすく長持ちする木を熟知していた。
 

石器ナイフはガラス質の黒曜石がよく用いられた。
石器のナイフは現代のナイフと変わらない切れ味で魚、木を削ったりできる。
弓矢の先にも黒曜石を使っていた。
ヒスイの穴あけは竹と研磨剤で。
 

動物の角、鹿の角から釣り針を作っていた。
返しがついた現代と変わらない釣り針が既に存在していた。
縫い針にも角は利用された。
 

粘度質の土をベースに土器を作っていた。
土器は日本が発祥という説もある。
土器のおかげで煮る等の料理が可能になり、食生活は豊かになった。
土は絵の具の原料としても利用された。
 

丸木舟という、丸太をくりぬいて舟を造っていた。
縄文琴ーなんと、縄文時代にすでに琴が存在していた。
漆ー縄文の食器には重ね塗りされた高度な漆の器が存在する。
 

綿は無かったので、植物の茎から繊維を取り出し、糸を紡いでいた。
その糸を利用して衣服を作成していた。
冬は毛皮の防寒具もあった。
縄文ポシェットなる、小型のバッグもあった。木の実の採集等で利用。
 

木の実、古代米、ヒエ、ソバ等の植物が主食。
肉は全体の1割以下。鳥、鹿、魚
縄文粥がメイン料理。
木の実クッキー、縄文ワイン(ヤマブドウでつくる)があった。これは驚き!
漁も一本釣り、投網、仕掛け漁、そして川では毒を流して穫る漁もあったそう。
 

茅葺きの古民家を低くしたような竪穴式住居がメイン。
そして穀物を保存するための、高床式倉庫はすでに存在していた。
耐久性は10数年くらいだったので、その都度建て直していた。
 

さいごに

テレビもパソコンもない時代ですが、そこには税金も会社も借金もない世界。
1日の労働としての時間は1〜2時間だったそうです。
東京湾が沖縄くらい美しい海だった時代、今の私たちからは全く想像もできないくらい、自由で豊かな暮らしがあったんだろうと思います。

もちろんそこには現代以上に厳しい自然環境というものもあったと思います。
でも、果たして現代人は縄文時代から進化しているのでしょうか。

前に進んでいるようで、どんどん状況は悪化しているように思うのは私だけでしょうか。
多重債務、貨幣の為の労働、自殺問題、住宅ローン等、行き過ぎた貨幣経済が人類を蝕んでいます。

1万年前の彼らの暮らしに学ぶ事は無数にあります。
究極のパーマカルチャーデザインがそこに存在するんです。

1万年後の未来の日本人である私たち。
自信を持って縄文人に「未来はこんなに進化しました!」と胸を張って説明できますか?

ほなまた。


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